上司から教わったホワイトデーの教訓

エッセイ

入社1年目のホワイトデーの日。人生の中でも結構大きな衝撃を受けた。
新卒で入社したその会社はバレンタインにチームの女性からチョコをいただいて、ホワイトデーにはそれをお返しする文化があった。

その日の社内ではいつもと違う、なんとも言えない雰囲気が漂っている。

ホワイトデーの日、私はお返しを渡すのに気恥ずかしさを感じていたため、朝にさっさとその仕事(?)を終わらせるため早めに出社してチームの女性が出社され次第さっさと「こちら、お返しになります…」と渡して終わらせた。

まぁちょっと無愛想だが机に置いておかないだけマシな気もする。

その、気の重い仕事が終わり、フッと一息ついて、朝礼を済ませた頃、衝撃を受けた出来事が動き出す。

私の直属の上司がバレンタインのお返しを持って席を回り始めた。私はボーっとしながら何となく、あちこちでお返しを渡している人達を感じていた。

すると私の直属の上司が

「いつもありがとうございます!これお返しなので良かったら食べてください。」

私は

「!!!!!!!。ッス、、ッス、、、スマート!!!」

目から鱗だった。ちょっと憂鬱なホワイトデーのお返しを、日頃の感謝の気持ちを伝えつつ、スマートに渡す上司の姿に”かっこいい大人”を感じた。

それから、2年目のホワイトデーや旅行のお土産を渡すとき、飲み会の代金を集金してもらう時など、さまざまな場面で感謝の気持ちを伝えてから渡している。

少し大人になれた(ような気がする)エピソードであった。

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